ビゴのテキストが少々おいてあります。(ロジャドロ中心です) 原作者様・制作会社様とは一切関係はありません。
はじめに、私は論理的ではなく、説明も大変苦手であるとご理解いただきたく思います。以下の考察も一貫性に欠け、説明不足であるかあるいは冗長で、多くの場合感覚的で感情的な説明になると思われますのでご了承下さい。また、私はロジャドロをベースにビゴを語りますのでご注意を。
そして、語りつくされた考察であること請け合い。
ACT.1、ドロシーのあの有名なセリフ、「最低だわ」を受けて、ロジャーは「そのセリフは言われ慣れている」と返します。このセリフを口にするのは、どういうタイプの男なのだろうと考えたことがあります。
ロジャー・スミスはプレイボーイだということになっています。本編ではドロシー・ウェインライトとエンジェルの二人としか関わりを持ちませんが、見た目と振る舞いからも、もてないわけでは決してないでしょう。しかし紳士を自負する男が、慣れてしまうほど「最低だわ」と言われるのは一体どういう理由なのでしょうか。
ロジャーが笑いながら「言われ慣れている」と答えるところをみると、その思い出は不快だったり悲しかったりではなかったのでしょう。むしろどこか自慢げです。
例えば女性が「あんたって最低よ、人でなし!!!」などと半狂乱になって、手ぢかの物を投げつけたり飲み物をかけたりしてきたことに慣れているなら、ロジャーは顔に影を落として「……そのセリフは(略)」とか言うんじゃないでしょうか。でなければ、うんざりするとか、自らの行いを省みるとかしてもいいんじゃないでしょうか。
おそらく過去の女性たちが言ってきたそれは、額面どおりの意味ではなかったのでしょう。そしてロジャーにとっては女性たちとの関係の深度の、無意識の暴露だったではないかと私は考えます。
夜も更けました。次回に続く。
PR
この記事にコメントする