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ビゴのテキストが少々おいてあります。(ロジャドロ中心です) 原作者様・制作会社様とは一切関係はありません。
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黄金週間真っ只中です。世の大多数はお休み満喫中でしょうか。
いいお天気で、行楽日和ですね。

私はといえば相変わらず仕事三昧。家と仕事場の往復ばかりです。
楽しみは通勤中の音楽と睡眠くらいです。

そういえば先日タニス・リーの「銀色の恋人」が再販されているのを見かけて購入。さっそく読んだのですが、これは、なんと言うか。
少女とアンドロイドの青年の恋愛もので、人気も大変高いのですが、私にはいまいち納得いかない話でした。
翻訳が好みではなかったのもあります。でも一番納得いかなかったのは、アンドロイドが持ちうる「心」についてでした。

私は機械が人のような心を持つことはありえないと考えます。機械として、機械なりの心を持つことはありえるかもしれません。しかし、人のように肉体の感覚を持たない機械が、「私達と同じ」ように働く心を持つことはないでしょう。
私達の心を作るのは、肉体の感覚だと強く信じているからです。知覚し、行動し、他者と接する事で心は作られるのです。
機械は人のように振る舞うのではありません。機械が人のように振る舞っていると考えるのは、私達人の方なのです。機械はただプログラムに従っているだけなのです。

アンドロイドが心を持ち、さらに魂を持つというタニス・リーのこの作品は、SFというよりもファンタジーであると私は考えます。ラヴストーリーとして、また母と娘の異様な関係を書いた本としては面白みがあります。こういう母子関係って現実問題としてよくありますね。
タニス・リーの本なら以前読んだ短編が好きです。インドをテーマにした作品ばかりで、ブレイクの「虎」を下敷きにした作品がとりわけ好きでした。

多分私はロジャドロを好きすぎて、あれこれ考えすぎたために、この作品に違和感を覚えているのかもしれません。
ドロシーはアンドロイドで、心を持ちようもない。それが私の考えですが、この考えには抜け道があります。セカンドシーズンにこの抜け道を与えられたので、あのラストは(微妙だけど)肯定派なのです。

私はロジャドロは突き詰めて言えば本当の意味では決して叶わないと思っているから、だからこそ好きなのでしょう。
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